●手入れ 梅雨時の高温多湿に弱く、葉が密生しているところは蒸れて葉が枯れあがってしまうことがあります。
風通しを良くするためと収穫をかねて枝を刈り込みましょう。
まだ苗の時期に枝先を摘むとワキから芽が出てきてボリュームのある株になります。
伸びてきたら枝先を摘んで枝数を増やしましょう。
乾燥気味の環境の方がよく育ちます。
土の表面が乾いてからたっぷりと与えましょう。
肥料は植え付ける際に土の中にゆっくりと効くタイプの肥料を混ぜ込みます。
あとは真夏(7、8月)をのぞいた生育期間中に追肥として液体肥料を月に1回与えます。
あまり肥料を与えすぎるとひょろひょろに伸びてしまい貧弱な株に育って最悪の場合そのまま枯れてしまうこともあるので、 肥料は控えめにして丈夫な株を作りましょう ●置き場所 日当たりがよい場所を好みます。
加えて多湿に弱いのでできるだけ風通しの良い場所で管理して下さい。
マジョラムは夏の暑さには強いですが、株元をマルチングして乾燥しすぎを防ぎましょう。
真夏の午後の日ざしには日よけをしてあげたほうがよいです。
冬になると、生長がとまります。
寒さには強く越冬できますが、マルチングなどの保護が必要です。
●収穫 マジョラムの葉を保存用に刈り取るのは、開花の直前にします。
花が咲くと株が弱って香りが落ちてしまうのです。
スイート・マージョラムは7月ごろから開花するので、その頃に収穫します。
夏に刈り込んでも、秋にはたっぷり繁ってくるので、また収穫できます。
たくさん収穫したら、いつでも使えるように乾燥させるか冷凍して、保存しましょう。
オリーブオイルやお酢につけて香りづけしてもよいです。
●特徴 すっきりとした香りと苦みが特長です。
肉料理、特にモツを使用する料理の臭い消しに利用されるほか、 生のままの葉っぱもサラダとして食用にできます。
そのほか花はドライフラワーにでき、 入浴剤やハーブピロー(枕)としても利用することができます。
また、マージョラムの香りはタイムとあわせて使うと相乗効果があるそうです。